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対策方法

【専門医が解説!】AGA治療で初期脱毛が起こるメカニズムとは

このようなお悩みはありませんか?

  • ● AGA治療の初期脱毛はいつからいつまで?
  • ● AGA治療の初期脱毛がひどい
  • ● ミノキシジル、フィナステリドの初期脱毛2回目が心配・・・

 
AGA治療を始めると、初期脱毛が起こります。
せっかく決断して、治療に踏み込んだのに、余計に抜け毛が増えて、髪の毛が薄くなるのは耐えられませんよね。
しかし、AGA治療での初期脱毛がなぜ起こるのかを知っていれば、納得できるはずです。

そこで今回は、AGA治療で起こる初期脱毛について詳しく解説していきます。
 

<目次>

 

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初期脱毛の見分け方は?

AGA治療を始めると初期段階として、髪の毛が抜けて、一時的に髪の毛が減ってしまう「初期脱毛」というものがあります。
抜け毛の量は個人差がありますが、AGA治療を受けている方の多くが経験しています。

薄毛で悩んで、治療を始めたのに、前より抜け毛が増えると心配になってしまいますよね。
一時的なものなので、心配する必要はありません。

初期脱毛はAGA治療の副作用と言われることもあるのですが、副作用ではなく効果が出ている証拠です。

初期脱毛で抜ける毛の量は、平均して1日に200本前後なことが多いです。
個人差があるため一概には言えませんが、もし抜け毛が200本以上だと、もしかしたら初期脱毛ではなく違う理由があるかも知れません。
また、期間は1~2カ月ほど続くと言われていて、その期間に抜け毛が起これば初期脱毛の可能性が高いでしょう。

しかし3カ月を過ぎても抜け毛が止まらなかったら、もしかしたら違う理由の可能性もあります。

抜ける量にしても、期間にしても、初期脱毛は個人差があるため、断定することは出来ません。
少しでも心配なことがあるなら、専門の医師に相談してみましょう。
 

AGA治療により初期脱毛が起こるメカニズム

髪の毛にはヘアサイクルというものがあります。
「成長期」「退行期」「休止期」の3つの期間を繰り返しながら、古い髪の毛が抜け落ちて、また新しい髪の毛が生えてくるのです

初期脱毛は、ヘアサイクルの古い髪の毛が新しい髪の毛に押し出されるようにして抜け落ちる休止期から成長期に移行する段階で起きます。
健康なヘアサイクルでは、成長期でしっかりと成長して太く長い髪の毛が育ちます。

しかし、AGAを発症してしまうとヘアサイクルが乱れて、成長期の期間が短くなり、髪の毛が十分に成長できずに、細く短い髪の毛になってしまうんです。

そこでAGA治療薬を始めると、有効成分が毛母細胞に働きかけ活発化します。
休止期の髪の毛が通常より早い時期に成長期に入り、すでに生えていた古い髪の毛を抜け落とすため、初期脱毛が起こってしまうということです。

抜けた髪の毛はいずれは抜け落ちていく髪の毛です。

治療薬を使うことで通常よりも早く一気に抜けただけなので、一時的には髪の毛の量は少なくなってしまいますが、治療薬を使い続ければヘアサイクルが正常化されて、だんだん太くて長い健康な髪の毛が増えていき薄毛が目立たなくなります。

そのため初期脱毛が起きても、抜けかけていた毛が抜けただけなので、心配する必要はありませんよ。
 

初期脱毛はいつから起こる?

髪の毛のヘアサイクルや成長スピードは、人によって違いがあるため初期脱毛が始まる時期にも個人差があります。
一般的に初期脱毛が始まる時期は、AGA治療薬を使い始めてから3週間~1ヶ月くらいから始まることが多いです。
 

初期脱毛が治るまでにかかる期間

初期脱毛が治るまでにかかる期間も、始まる時期と同様、人によってさまざまです。

AGA治療の初期脱毛は、正常なヘアサイクルになるための準備期間になります。

初期脱毛が起きてから、1~2カ月目ぐらいまで続くことが多いです。
この時点で焦って使用を止めてしまう方もいるくらい、精神的にとてもダメージは大きいです。

しかし、効果が出てきている証拠なので止めないようにして下さい。

初期脱毛は必ずいつかは終わりを迎えます。
次々に抜けていく髪の毛に不安を覚えると思いますが、頑張って乗り越えましょう。
 

初期脱毛が起こりやすい治療薬

  • 「プロペシア(フィナステリド)」
  • 「ザガ―ロ(デュタステリド)」
  • 「ミノキシジル」

の3種類が、一般的に使われているAGA治療薬です。
 
この中で、初期脱毛が起きやすいのは、「ミノキシジル」の内服薬と外用薬になります。
ミノキシジルは、ヘアサイクルを正常に戻す効果が期待できる薬です。
成長期→後退期→休止期を繰り返して、抜けたり生えたりを繰り返します。
成長期に入ると髪の毛は太く長く育つのですが、AGAの方の場合は、この成長期が短く育つ前に抜けてしまいます。

乱れたヘアサイクルを元の状態に戻すのが、ミノキシジルの役割です。

AGAを進行させる男性ホルモンのひとつである「DHT(ジヒドロテストステロン)」には効果がないので、AGAの進行を抑えることは出来ませんが、発毛促進をしていく薬となります。

AGA治療による初期脱毛は2回目もある

AGA治療による初期脱毛は、2回目も起こることがあります。

特に1回目の初期脱毛の後で生えてきた髪の毛が、産毛のように弱くて細い髪の毛だった場合、その弱くて細い髪の毛がもう一度抜けて、より強い髪の毛に生まれ変わろうしているからです。
2回目の初期脱毛も、1回目の初期脱毛と同じように、治療薬が効いている証拠なので焦らずに経過を観察しましょう。

産毛のような髪の毛ではなく、コシのある強い髪の毛が抜けるようなら、初期脱毛以外の理由かも知れないので、出来るだけ早く専門の医師に相談しましょう。
 

AGA治療による初期脱毛がひどい…と悩む人は多い

AGA治療の初期脱毛は、すべての人に起こるわけではありませんが、たくさんの方が経験しています。
中には、症状がひどいと悩む方も多いのです。

しかし、初期脱毛がひどいということは、それだけ毛母細胞が新しくスタートしている証拠なんです。

抜け落ちた髪の毛は成長スピードも弱まっていて、細くて弱い髪の毛ばかりで、しかもいずれ抜け落ちてしまいます。

数か月後には、太くてしっかりした髪の毛が生えてくるんだと信じて待ちましょう。

AGAだと思ったら専門医に相談を!

AGA治療を始めると、初期脱毛が起こる可能性があることは否定できません。
しかし、初期脱毛は治療薬の副作用ではなく効いている証拠なので、不安にならないで下さい。

AGAは早めに治療を始めることで、高い効果が期待できます。

薄毛が気になるなら、早めに専門医に相談をするようにしましょう。

大西皮フ科では、AGA治療として、内服・外用・毛髪再生療法と、患者様のご要望に合わせたいろいろな選択肢をご用意しています。

大きく分けて、「内服薬」「外用剤」「毛髪再生治療」の3種類があります。

患者様一人ひとり、薄毛の原因も違えば、出ている症状、年齢、性別、ライフスタイルなどバラバラです。
そんな患者様の状態に合わせた治療を、当院は20年以上に渡って行っています。

当院で取り扱っている技術やお薬は、大西院長自らが体験していて、効果を実感しているものばかりです。
実際に使ってみて、あまりよくないと思うものは取り入れないようにしています。

 

効果があるのはもちろん、患者様にとって安全性の高いものであることが、当院の技術採用のポイントです。
そのため、患者様には安心して治療をお受けいただきたいと思っています。

 
AGAだと思ったら、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。

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医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院 院長 大西 勝 監修
監修

大西 勝 院長

医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院
国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、 角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。

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