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治療について

【2018年版】話題の最新薄毛治療法4選

薄毛治療は、近年大きな進化を遂げています。
AGAの発生のメカニズムに基づいた効果的なAGA治療薬の登場、新薬の開発、最新技術を使った高度な治療など、AGA治療の精度が上がってきたと共に、治療の選択肢も増えてきています。
薄毛治療をお考えの方、薄毛治療に現在取り組んでいる方は、どのような治療がいま多く利用されていて、最新の効果的な治療がどのようなものなのか、というのはとても気になるところだと思います。

今回は最新の主流となっている薄毛治療をご紹介し、これからの薄毛治療がどのようになっていくかについてもお話ししていきます。

現在の主流はこれだ!最新薄毛治療法4選

多くの治療法がある中、現在AGAの治療現場において主流となっている治療法を4つご紹介します。

主流1、プロペシア(内服薬)

2005年にAGA治療薬として厚生労働省に認可され、日本で本格的に使用されるようになって以降、AGA治療の現場で最も利用されている薬です。

AGAを引き起こす原因物質であるジヒドロテストステロン(DHT)の生成に作用し、AGAの発生を根源的に抑制します。
主成分となるフィナステリドという成分はDHTによって乱れたヘアサイクルをその発生を抑えることにより、正常な状態に戻していきます。

使用開始から平均的に半年程度で効果が現れ、元に戻りはじめたヘアサイクルによって、これまで生えてこなかった新しい毛が生えてくることで、発毛を実感します。
AGAのメカニズムに基づいて治療していく治療薬です。

主流2、ザガーロ(内服薬)

2015年に厚生労働省に認可されたAGAの新薬です。
長年広く使用されてきたプロペシアの代わりになるではないかと、現在とても注目を集めている治療薬です。

ザガーロはプロペシアと同様にDHTの生成を抑制しAGAの進行を遅らせる効果を持っていますが、プロペシアより強力にその生成を抑えると言われています。
ザガーロやプロペシアは、DHT生成に関与する5a-リダクターゼという還元酵素に作用しますが、この5a-リダクターゼにはI型とII型があり、ここにザガーロとプロペシアの差があります。

プロペシアはII型のみに作用するのに対し、ザガーロはI型とII型の両方に作用するので、広範囲でDHTの生成を抑えることができ、より強力にAGAの進行を遅らせることができます。
また、ザガーロはAGAの進行を食い止めるだけではなく、発毛効果もあることが確認されており、そうした高い薄毛治療効果を期待した人たちに現在多く利用されています。

 

主流3、プロペシア+ミノキシジルタブレット

AGAの進行を遅らせるフィナステリドを主成分とするプロペシアと、血管を拡張して発毛を促進するミノキシジルを併用していく治療法です。

プロペシアは、あくまで進行を遅らせる薬であるため、単体では「増毛」までには至りにくく、そこに発毛促進効果のあるミノキシジルをプラスすることで、格段に発毛や増毛の効果が見られるようになると多くの現場で取り入れられています。

ミノキシジルを主成分とする外用育毛剤も販売されていますが、ミノキシジルタブレット内服の方が効果が高いという見解が現場では多いため、プロペシアとミノキシジルの2つの内服薬による治療が主流となっています。

 

主流4、グロースファクター再生療法

主流である「飲む」「塗る」の治療法の他に、新たな治療法である高度治療もだんだんと主流になってきました。
最先端技術を使った高度治療にはHARG療法やメソセラピー、自毛植毛・人工毛植毛などがありますが、中でもグロースファクター再生療法が人気を集めています。

グロースファクター再生療法は髪の成長に欠かせない成長因子を頭皮に直接注入することで、毛根を細胞レベルで活性化し、発毛を促していきます。
注入する5つの成長因子は、それぞれに効果が異なり、発毛・毛髪強化・血行促進効果などさまざまなアプローチで総合的に髪を成長させます。

これまで内服薬や育毛剤で満足のいく効果が得られなかった人や、さらに発毛・増毛させたい人が治療に取り入れています。

高い発毛効果を期待できることに加え、高度治療の中でも比較的安価に治療を受けられることでもグロースファクター再生療法は人気を集めています。


一番人気はプロペシア+ミノキシジル

現在主流となっている治療法の中でも、実際に高い発毛効果を実感し人気となっているのがプロペシアとミノキシジルの併用です。

プロペシアを使用していると、薄毛の症状の進行が遅くなり、ヘアサイクルが正常に近づくことで、新たにこれまで生えなかった産毛が生えてくるようになるのですが、プロペシアだけではこの段階でストップしてしまうのがほとんどのケースです。

プロペシアの主成分であるフィナステリドは、あくまでAGAの進行を抑える役目の有効成分です。
進行を抑えることと「増毛」というのはやはり満足感の大きな差があって、プロペシアだけでは薄毛治療の満足感を覚える方は多くないようです。

しかし、そこにミノキシジルを加えることで発毛効果が現れて、AGAの進行のストップだけではなく、髪の毛が育っていくことを実感できるようになります。
実際、専門医の話でもミノキシジルをプラスすることで、グンと発毛していく症例が多数見られたということです。

その高い効果から治療の現場でも多く取り入れられ、現在一番の人気の治療法となっています。

気になる?薄毛治療のこれから

最新の薄毛治療の研究

2018年は「毛髪再生医療」が話題となりました。

最新の研究では髪の毛を生み出す器官である「毛包」を培養し、移植する実験が進められています。

培養とはつまり、人工的に増やすことを言い、毛包を培養して頭皮に移植することが実現すれば、髪の毛が生えなくなった頭皮にも新しい毛が生えてくるようになるわけです。

京セラや理研が共同で行っているこのような研究では、まだ非臨床試験というマウスを使った実験の段階で、実際の治療現場で利用できるようになるのはかなり先のことになりそうです。
しかし、IPS細胞による毛髪再生などと共に、将来的には薄毛治療を大きく変える可能性を持っています。

 

身近な薄毛治療の変化の展望

最先端の研究による治療は実際に導入されるにしろ、しばらくは費用が莫大な額になってしまうため、私たちには現実的ではない話です。

では、もっと身近な治療に目を向けてみましょう。
私たちの周りでは近い将来、次のような変化が予想されています。

治療薬が安くなる

治療法だけではなく、薬の研究も日夜進んでいます。
薬の効能も新薬の開発で進化していきますが、生産・製造に関しても技術が上がり、安価に生産されるようになるでしょう。
ジェネリック医薬品もそのひとつの例です。
薄毛治療薬をもっと安価に利用できる日が近い将来に来るかもしれません。

服用頻度が減る

薬の効果が続く時間も長くなり、進化を遂げることが予想されます。
これまで1日1回の服用が必要だったものが、2日に1回、3日に1回というように、飲む頻度を減らすことができるようになると言われています。
これなら、服用する人の負担も減り、薄毛治療がもっと楽になりますね。

いずれも身近な将来の展望としてこのような流れが予想されています。
すぐには実現しないかもしれませんが、将来の動きが楽しみになりますね。

 

大西皮フ科は最新の技術をご提供しています

日々、薄毛治療に関する研究が進み、次々に新しい治療法や新薬、成分が開発されている中、大西皮フ科では最新の技術を以って薄毛治療を行っております。

HARG療法やグロースファクター再生療法といった高度治療の施術、ドクターグローなどの効果の高い治療メソッド、最新の薄毛治療の知識での診療など、いずれも常に最新の技術を取り入れ、患者様の薄毛改善のお力に少しでもなれるよう努めています。

また新薬や新しい成分がリリースされた時には、院長自らが薬を試し、その効果を図った上で治療に応用しているので、最も効果の高い治療を自信を持ってご提案できます。

もしAGAでお悩みの際は、これまで培った豊富な経験と最新の技術を持つ大西皮フ科へご相談ください。
メールでの無料相談も受け付けています。

医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院 院長 大西 勝 監修
監修

大西 勝 院長

医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院
国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、 角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。

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