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治療について

徹底解説!AGA治療の費用相場と治療期間

「最近薄毛が気になってきた・・・」
「AGAの治療があるらしいけど、費用って高いんじゃないの?」

近頃、額の生え際や頭のてっぺんの薄毛が気になってきた方で、AGAの治療に興味がある方がまず気になるのは「治療にあたっての費用やどのくらいで効果が出るのか?」ではないでしょうか?
とてもデリケートな問題なので、周りの人にも相談できずに悩んでいる方も多いかと思います。

今回はそんな皆さんの悩みを解決するべく、AGA治療での費用の相場や治療期間についてお話ししていきます。

 

AGA治療には様々な種類があります

ひと昔前は、薄毛対策というと「かつら」や「育毛剤で刺激を与える」といった対処のイメージが強かったと思いますが、現在は薄毛になるメカニズムがだんだんと解明され、薄毛に影響を与えるホルモンなどの研究に基づいた治療がしっかりと確立されています。

またAGA治療と一口に言っても、今はさまざまな治療法があり、それぞれに作用のアプローチが違うためその人に合った治療方法を選択することができます。

では、まずはAGAの治療の方法を大きく3つに分けてご紹介します!

 

飲んで治す治療=内服薬

薬を飲んで薄毛を治していく治療法です。
もしかしたら薄毛を飲み薬で治療していくということに、驚きの方がいるかもしれません。
内服での治療の多くは、薬に含まれる有効成分によって薄毛の元となる原因を抑制していく治療になります。

内服で使用されるほとんどの薬は錠剤やタブレットタイプでとても飲みやすく、1日1回1錠など続けやすい服用方法になっています。

代表的な内服薬としては「プロペシア」や「サガーロ」で、AGAの原因となる男性ホルモンの生成を抑え、AGAの進行を止める作用があります。

AGAは男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)というホルモンが、正常なヘアサイクルを乱し、髪の寿命を縮めて、抜け毛や休止期に入ってしまう髪の毛を多くすることで起こります。
こうした悪影響のあるDHTが生成されるのを防ぎ、AGAを根本的に改善していきます。

 

塗って治す=育毛剤・美容液

育毛剤や美容液を使って、発毛を促進していく治療方法です。

これまでの育毛剤というと、頭皮に刺激を与えて、その刺激によって髪の毛が生えてくるというイメージをお持ちの方もいると思います。
しかし現在のAGA治療では、発毛するメカニズムに基づき、発毛の仕組みに作用する有効成分を頭皮に浸透させることによって髪の成長を促進する育毛剤や美容液が使われています。

そうした代表的な育毛剤が「ミノキシジル」という有効成分を含んだものです。
ミノキシジルは血管拡張作用があり、血管を広げることにより血流を促進させ、発毛に必要な栄養を血液によって運びやすくします。
髪も身体と同じように、発毛・成長するには栄養素が必要で、栄養は血液によって運ばれます。
ミノキシジルの成分は、血液が栄養を運ぶのをサポートし、発毛を促進していきます。

また、育毛剤の他にも美容液という形で、髪に必要な成長因子と呼ばれる成分を毛根に届け、発毛を促す治療薬もあります。

プロペシアやサガーロは主にAGAの進行を止める薬なので、このような育毛剤や美容液を使って発毛を促してあげることもAGAの治療には大切です。
プロペシアなどの内服薬がいわば「守り」の治療なら、ミノキシジルを配合した育毛剤などは「攻め」の治療になります。

 

高度治療

AGAの治療には他にも高度な技術を使った最先端の治療方法があります。
その代表的なものがHARG(ハーグ)療法です。
ハーグ療法は、自ら発毛する力がなくなってしまった髪に外部から成長因子を注入することで、再び髪に自ら発毛する力を蘇らせる治療方法です。
髪は細胞レベルで活性化し、幹細胞と呼ばれる細胞が活性化することで、細胞分裂を繰り返し成長していく髪本来の力を取り戻します。

ハーグ療法などの高度治療は高い治療効果が期待できると共に、内服薬や育毛剤で満足のいく効果が得られなかった方などにも利用されています。

高度治療には、他にグロースファクター再生療法やメソセラピー療法、バイオファイバー(人工毛植毛)などがあります。

 

治療法別、AGA治療の費用相場と治療期間

ここからは気になる費用の相場や、治療には一体どのくらいの時間がかかるかについてお話ししていきます。

 

費用の相場

AGAの治療は薬による治療が中心となります。
ここでは、その治療薬の相場をそれぞれの薬に分けてご紹介していきます。

プロペシア

AGA治療で最も使用されている治療薬です。
28錠、約1か月分で8000円~10000円程度で処方されています。

また同じ成分・効能のプロペシアのジェネリック医薬品は7000円~8000円程度で処方されています。
ジェネリック医薬品は先発品とほぼ同様の成分を含み、効果も変わらないものが期待できるので上手に活用していくといいでしょう。

サガーロ

2016年に日本で厚生労働省の認可が降りた新薬で、プロペシアよりも強力な効果があると多くの医療現場で取り入れられている治療薬です。

サガーロが主成分とするデュタステリドという成分は、プロペシアの主成分のフィナステリドと同様にDHTの生成を抑制する効果がありますが、具体的にはDHTの生成に関与する5α-リダクターゼという還元酵素に作用します。
5α-リダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、プロペシアはⅡ型のみに作用するのに対し、サガーロはⅠ型とⅡ型の両方に作用するので、より強力にDHTの生成を抑制する効果があります。

サガーロは11000円~13000円程度で販売されており、プロペシアより若干高めですが、その作用を考えれば納得の価格と言えるのではないでしょうか。

サガーロのジェネリック医薬品として使用されるアボダートは10000円程度で販売されています。

ミノキシジル配合の育毛剤

市販の育毛剤ではリアップがミノキシジル配合の育毛剤として有名です。
リアップはミノキシジルを5%配合のもので、1か月7500円程度です。

しかし、クリニックで処方されるミノキシジルの育毛剤はミノキシジル15%配合というものもあり、1か月分で9000円前後であるため、高い発毛効果が期待できるそのような育毛剤を選ぶのもいいでしょう。
もし興味がある場合は、クリニックで相談してみることをオススメします

高度治療

高い効果が期待できる高度治療の相場は、治療によって大きく異なっています。

HARG療法はだいたい半年間6回のワンセットになっており、1回あたりの費用が80000円~100000円です。
グロースファクター再生療法も同じく半年間がワンセットになっており、1回あたり40000円~50000円で施術を受けられます。

また「植毛」という選択肢もあります。
植毛は自毛植毛と人工毛植毛の2種類があり、それぞれに得られる効果が違います。

自毛植毛は、後頭部などの自分の毛を薄毛になっている箇所に移植する治療です。
生着率が高く、失敗のリスクが比較的少ないことがメリットですが、効果が出るまでにだいたい1年から1年半ほどの時間がかかります。

一方、人工毛植毛は即効性が高く、施術したその日のうちに増毛が見られるので、すぐに髪を増やしたいという方や、髪型をキープしたいという方に利用されています。

中でも、バイオファイバーという施術法は安全性が高く、自然な仕上がりが期待できると注目されている治療技術です。

自毛植毛は、治療する範囲にもよりますが、一般的に100万円前後が相場になっています。
人工毛植毛は、1000本で50万円前後です。


どちらも治療範囲によって値段が大きく変わりますので、事前にクリニックで見積もりを出してもらうといいでしょう。

高度治療は、他の治療と比べて高額な費用になりますが、その分高い効果や即効性も期待できるため、治療の効果を高めたい方にはおすすめの治療法です。

 

治療期間

薬や育毛剤での治療は、1か月か2か月に1回、薬が処方され継続的な使用によってAGAの改善を目指していきます。
治療期間によって最終的な治療費がどの程度になるかの目安がつくため、気になる方も多いと思います。

治療期間の目安は、早くて3~4か月で効果が出る方も中にはいますが、約半年から1年で効果が出はじめると言われています。
それよりも前に治療をやめてしまうと正確な効果を実感できないままで終わってしまうので、最低でも半年間の治療期間を見込んでおきましょう。

 

長く続けることで、治療効果もUP

AGAの治療は最低でも半年~1年程度の治療期間が必要となりますが、さらに治療を続けることで治療効果のUPが期待できます。

例えばプロペシアでの治療の場合、国内の臨床データによると、1年間服用を続けた人では58%の人に改善効果が見られました。
さらに2年間の服用で68%、3年間では78%と、年数を重ねるごとに改善の割合が高くなっています。

ミノキシジル5%の長期投与によるデータでは、使用を開始してから約4か月で8割程度の方に改善効果が見られ、半年が経った時点では9割以上の人に改善が見られたという報告があります。
さらに、1年を超えたあたりからさらに髪の毛が濃くなり、2年を経過した頃に最大限に効果を実感できると言われています。

医師と共に状態を見ながらじっくりと治療していくと、良い結果が得られるでしょう。

 

AGA治療に関するご相談は、無料メール相談で受付中

ここまで治療費の相場や治療期間などの概要をお話ししてきましたが、だいたいのイメージはついたでしょうか?

現在のAGA治療は研究が進み、精度も高くなってきていると同時に、治療方法が多岐にわたり、治療の可能性も広がってきました。

「一体、どの治療法が自分に合っているのか?」
「今の自分の症状にどれが一番効果的なのか?」

などまだまだ疑問に思うことはたくさんあるでしょう。

そんな時は気軽にクリニックに相談してみましょう!
これまでの豊富な治療経験を元に、クリニックが丁寧に皆さんの悩みに答えてくれます。

大西皮フ科ではメールでの無料相談を受け付けています。
症状は人それぞれで、その治療にあたっての料金も各々で変わってきますので、まずは詳細を説明して、おおよその値段や治療の概要を聞いてみましょう。

不安は一歩踏み出せば解消されます。
気になる方は一度、クリニックに問い合わせしてみましょう!

医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院 院長 大西 勝 監修
監修

大西 勝 院長

医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院
国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、 角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。

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