AGAコラム

ホーム > AGAコラム > AGA治療での副作用、発生確率と症状をお薬ごとにわかりやすく解説します。

AGA治療での副作用、発生確率と症状をお薬ごとにわかりやすく解説します。

AGA治療を始める際には、

「副作用は大丈夫?」
「男性機能に影響があるって聞くけど、本当はどうなの?」

と、AGA治療薬で起こり得る副作用について、疑問や不安がある方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、AGA治療薬の気になる副作用や発生確率、症状などを薬ごとにわかりやすく解説していきます。

気になる副作用、その確率を当院のデータを元に見てみましょう

AGA治療薬を使用すると、薄毛の治療としては効果がとても期待できますが、しかし、副作用がまったくないとは言い切れません。
副作用の症状はかゆみやかぶれ、頭痛など比較的軽い症状から、性欲減退や勃起不全の男性機能に影響をおよぼす重い症状まで起こる可能性があります。

ただこれらの症状が起こる確率はとても低く、心配しすぎることはありません。
一般的には約1~2%ぐらいと言われており、当院でも同じくらいの確率です。

薬理学上はそういった副作用は起こりえないと言われていても、発症する方がおられるのは精神的なものかあるいはたまたま年齢的にそういった年齢にさしかかった場合が多いため、あまり深く考え過ぎない方がいいでしょう。

また、30~40代の若年層ではストレスや不安などの影響を受けやすくなっているため、AGA治療薬を飲んでいると、心配し過ぎてしまい勃起しづらくなることもあります。

精神的な副作用は、ストレスを無くして自信を持つことで改善しやすくなりますので、あまり気にしすぎないことが大切です。

 

AGA治療でよく聞く男性機能の低下は本当に起こり得るのか?

AGA治療をすると男性機能の低下が起こるというのは本当なのでしょうか?
AGA治療薬のメーカーが長年行っている研究データによると、確かに男性機能に影響を及ぼす副作用は少なからず起こるとの報告があります。

抜け毛を防ぐ成分の「フィナステリド」は、AGA治療薬「プロペシア」に含まれる成分で、抜け毛の原因になる男性ホルモン(DHT)を抑制し毛が抜けるのを防ぐ働きがあるため、同時に男性機能にも影響を及ぼす可能性があります。
ただ、男性機能に影響のある副作用が起こる確率としては、0.4~1.1%ととても低いので、そこまで心配する必要はありません、

もしEDや性欲に影響があった場合は、EDのお薬を併用して飲むことが可能です。
当院でも多くの患者様が併用されていて、ED治療薬とAGA治療薬は併用しても問題がありません。

他にも肝機能に影響がある場合があり、服用での肝機能障害は約1%だと言われています。

しかし、肝機能異常は自覚症状がないことが多く、血液検査でほとんどの場合、明らかになります。リスクを避けるためにも定期的な血液検査を行って肝機能チェックが必要です。

もしも副作用が起こったとしても、服用を止めればもとに戻りますので、安心してください。

 

かゆみやむくみなどの軽い副作用について

薄毛を解消すると話題の「ミノキシジル」という成分があります。

現在、厚生労働省から発毛に効果があると認められている発毛成分はミノキシジルだけで、髪の毛が抜けているところに新しい毛を生やす効果があります。
血管を広げて血行を促進する働きがあるため、かゆみなどの軽い副作用が起こる可能性があります。

実際にミノキシジルで起こりやすい副作用には、以下のようなことがあります。
・頭皮のかゆみやかぶれ
・頭痛
・動悸
・ニキビの発生
・手や足、顔のむくみ
・多毛症

ただ、ミノキシジルは男性ホルモンには影響しないので、男性機能への影響は心配ありません。

副作用が起こったら一生治らないのではないか?と心配になる方もいらっしゃるかもしれませんが、AGA治療薬の副作用は薬の服用を止めれば、症状も収まりますので心配ありません。

ネットの口コミの中には「ミノキシジルを使って、抜け毛が増えた」というものもあり心配されている方もいるかもしれませんが、これは副作用ではなく、しっかりと効いている証拠なので安心してください。

成分が聞き始めたことを示す症状として、使い始めてから抜け毛が増える『初期脱毛』が起こることがありますが、1~2ヵ月で自然と止まります。

ミノキシジルを使うと血行が促進し、新しい毛の成長が促されることで、もともと生えている弱い毛を押し出す形で抜け落ちていきます。
初期脱毛が起こった場合は1~2ヵ月で自然に止まりますので、慌てずに収まるのを待ってください。

 

治療薬ごとに副作用の有無、考えられる副作用を比較しました。

AGA治療薬には平均して1~2割ぐらいの確率で副作用が起きると言われていますが、副作用が起こりやすい薬ではありません。
治療薬ごとに副作用の有無や確率、考えられる副作用は次の通りになります。


 

女性のFAGA治療での副作用について

AGAに悩むのは男性だけではなく、女性も悩んでいて治療をしたい方もたくさんおられます。しかし、女性の場合はFAGA治療薬の取り扱いには注意が必要です。
薄毛治療の薬にはフィナステリドやミノキシジル等がありますが、フィナステリドは一般的には女性には効果はありませんので、女性のFAGA治療には適しておりません。

女性の場合はミノキシジルを使用することが多いと思いますが、ミノキシジルの副作用には、多毛症があります。
男性にも女性にもありえる副作用ですが、女性の場合は、手足の体毛が濃くなるのは重大な問題ですよね。
基本的には頭皮だけに効果が表れるはずですが、人によっては顔全体や体に効果が表れることもあります。

他にもスピロノラクトンはもともと利尿剤として有名ですが、最近ではその抗ホルモン作用から女性のFAGAの治療として注目されています。

 

当院では患者様の状況に寄り添った治療を目指しています

AGA治療薬に副作用がまったくないとは断言できませんが、少しでも副作用のリスクを避けて安全にAGA治療をして頂けるように、患者様の状況に応じたサポートを心がけています。

AGA治療薬は今では、手軽に通販などで入手することが可能です。
しかし、自分に本当に合っているかわからず購入してしまうことも考えられます。
個人の持病や体質の関係で、副作用の起こりやすさが変わってくるため、AGA・FAGA治療の経験が豊富な当院の医師と相談して、自分に合ったベストな治療薬を服用してください。

治療を始める前には、「本当に安全なのか?」や「どのくらいの費用がかかるのか?」など、いろいろな気になることがあると思います。

そんな時はぜひカウンセリングをご活用ください。

医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院 院長 大西 勝 監修
監修

大西 勝 院長

医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院
国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、 角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。

この記事を見た人は、
こんな記事を見ています。