かゆみは薄毛の前兆?早めに対処して予防しましょう!
毎日きちんと髪の毛を洗っているのに、頭皮がかゆくなる」などの悩みはありませんか?
頭皮は髪の毛にとって、とても大切な場所です。
健康な髪の毛をキープしたいなら、健康的な頭皮にしなければいけません。
もし、頭皮にかゆみの症状があるなら、それは何らかの頭皮トラブルのサインです。
薄毛の前兆かも知れませんので、早めに対処して予防する必要があります。
今回は、頭皮のかゆみと薄毛の関係性や、改善方法をご紹介します。
症状別にAGAの危険度をチェックしましょう
AGAの前兆などをネットで調べていると、
頭皮にかゆみを感じる・抜け毛が増えた・フケが出る・頭皮が赤くなるなどと書かれています。
しかし、これらの症状は、一時的に起こっている可能性もあり、
完全にAGAになったとは、素人ではなかなか判断できません。
そこで、症状別にAGAの危険性があるのかどうかをチェックしてみてください。
何個当てはまるかチェック!
- 1. 父、父方の祖父母のいずれかに薄毛の人がいる?
- 2. 母、母方の祖父母のいずれかに薄毛の人がいる?
- 3. 朝起きて、枕元に抜け毛が落ちていることが多い?
- 4. 昔に比べて細く短い毛が増えてきた気がする?
- 5. 気になる部分は、額の生え際や頭頂部、もしくは両方?
- 6. 野菜の摂取が少ないなど食生活が乱れていると感じる?
- 7. 深夜0時以降の就寝が多い?
- 8. ストレスを感じることが増えた?
- 9. 思春期以降に髪の毛が薄くなり始めた?
- 10. .徐々に薄くなってきたかなと感じる?
かゆみを感じる部分の抜け毛が気になる
かゆみと抜け毛はどちらも、頭皮環境が悪いことが原因です。
頭皮に皮脂が過剰分泌したり、乾燥していると、頭皮にかゆみを感じます。
そこで、かゆいからと頭皮をかきすぎると、大量にフケが出てしまい、
毛穴つまりに繋がり、頭皮環境が悪くなります。
頭皮環境が悪くなると、抜け毛などの頭皮トラブルに発展してしまうのです。
かゆみは頭皮からのSOSサインで、かゆみを感じる部分は、
頭皮環境の悪化が原因と考えてもいいでしょう。
また健康的な頭皮でも、ヘアサイクルで髪の毛は生まれ変わっているので、
1日に100本前後の髪の毛が抜けます。
1日に150本~200本と抜けるようになると、抜け毛が多いです。
浴室の排水口に溜まる髪の毛が増えたり、寝起きの枕に抜けている髪の毛が増えたりするのが、
長く続く場合はAGAの危険度が高くなっていると考えられます。
フケが出ている
フケが出ている場合は、頭皮環境が乱れている可能性があります。
健康的な頭皮でも、フケは出ますが、目で確認できるほど大きいサイズではありません。
フケが目で見てわかるほど出ている場合は、注意が必要です。
フケは、頭皮の角質が剥がれ落ちたもので、頭皮が乾燥している時に増えるのです。
頭皮が乾燥していると、ちょっとした刺激でも炎症を起こすようになり、
結果抜け毛が増える可能性があります。
また、頭皮は乾燥すると皮脂が過剰分泌し、角質と混ざり合うことで、べた付いたフケが出ることも。
フケがあまりにも増えた場合はAGAの危険度が高くなっています。
生え際の部分がかゆい
毎日きちんと洗っているのに、生え際の部分にかゆみがあると、
乾燥していたり、生活習慣が乱れたりしていて、
頭皮環境が悪化している可能性があります。
頭皮の乾燥は、皮脂の過剰分泌に繋がり、炎症や毛穴つまりの原因になり、頭皮環境の悪化で血行不良を引き起こします。
血行不足は、ヘアサイクルを乱す原因になるので、かゆみを感じたら放置しないようにしましょう。
生え際にかゆみがあり、フケが出る場合は、AGAの危険度は高くなります。
かゆみを感じる部分が赤い
頭皮は健康な状態だと、白い色をしています。
さらにかゆみを感じるということは、頭皮環境が悪化しているサインかも知れません。
頭皮の血行が悪くなっていたり、炎症を起こしていたりします。
まずはシャンプーや生活習慣を見直してみることから始めてみて、
それでもかゆみを感じる部分が赤いままなら、AGAの危険度が高くなっています。
頭皮のかゆみを感じる原因は?
頭皮のかゆみを感じるのは、いくつかの原因があります。
頭皮には毛穴が多いため、皮脂や汗の分泌が盛んな場所なので、様々な原因でトラブルが起こります。
AGAの前兆である
頭皮がかゆくなるのは、AGAの前兆である可能性があります。
頭皮のかゆみを感じると言うことは、頭皮に何かしらの異常が起こっているサインになります。
そのまま放っておくと頭皮環境が悪化したり、我慢できずに掻いてしまうと、
さらに頭皮がダメージを受けて、育毛に悪影響を与えることになるかも知れません。
掻くことで傷ができて、その傷口から細菌が入って、ますます頭皮環境が悪くなることも考えられます。
どれにしても、髪の毛が抜ける原因になります。
脂漏性湿疹
脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)とは、皮脂の多い頭皮や、顔面に皮膚炎が起こる病気のことです。
症状としては、皮脂分泌が多いところに、脂っぽいフケみたいなものが出て、赤くなります。
かゆみはあることもあれば、ないことも。
脂漏性湿疹になる原因は、まだたくさん分かっていないことがありますが、
様々な原因が影響して発症していると考えられています。
生活習慣の乱れや、ストレス、ビタミンB不足、ホルモンバランスの乱れなどは、脂漏性湿疹を発症したり、悪化させる原因だと言われていて、最近ではカビ菌が寄生することで発症するのでは?と考えられているそうです。
ストレス
人の体は、ストレスを感じると、大量のアドレナリンが分泌され、
体内の活性酸素が増えてしまい、皮脂の過剰分泌が起こります。
仕事や、大勢の人の前で発表などの緊張状態が続いたり、人間関係によるストレスが多いと、
頭皮の皮脂が過剰になりやすくなります。
皮脂の過剰分泌が起こると、頭皮環境が悪くなり、細菌の発生などで頭皮トラブルが増え、
かゆみが悪化することがあるのです。
アレルギーや皮膚炎
アレルギーや皮膚炎を起こして、頭皮がかゆくなることがあります。
頭皮環境の悪化が続くと、バリアが弱くなり、
アレルギーや皮膚炎を起こしやすい環境になってしまいます。
また、もともとの肌体質で起こるケースもあるのです。
例えば、アトピー性皮膚炎を持っている方は、肌が乾燥しやすく、
日常的にかゆみを感じやすくなっています。
頭皮に起こりやすい皮膚炎は、前途した「脂漏性湿疹」以外にも、
「乾癬(かんせん)」、「頭皮白癬(しらくも)」などがあります。
これらの疾患になったからと言って、すべての方がかゆみを伴うわけではありませんが、
かゆみを感じることが多いです。
頭皮や生え際のかゆみを改善する方法
セルフケアで、頭皮や生え際のかゆみを改善する方法があります。
日常生活でできるセルフケアから始めて、それでも改善しないようなら、
クリニックに行くようにしましょう。
食事や運動などの生活習慣を改善する
頭皮や生え際のかゆみを改善する方法で、まず最初に取り組んで欲しいのが、
食事や運動などの生活習慣を改善することです。
頭皮や生え際も体の一部なので、当然食事や生活習慣は、切っても切れない関係です。
生活習慣が乱れると、体調不良にも繋がりますし、頭皮環境にも繋がります。
口から食べた栄養素は、体中に行き渡りますが、生命に関わる部位から順番に届けるため、
生命に直接関係ない、頭皮や爪などと言った場所は、後回しにされてしまいます。
栄養バランスのいい食事を1日3食取って、頭皮にもきちんと栄養が届くようにしましょう。
また、睡眠、運動と言った生活習慣も、ホルモンバランスに影響します。
ストレスを減らして、しっかり睡眠を取り、ほどよい運動をするようにして、
快適に過ごす工夫をしましょう。
【詳細はこちら】
https://onishicl-aga.com/aga_column/aga_column-1057/
シャンプーをやりすぎない
シャンプーは、一日に何回もすると、頭皮の皮脂が少なくなり、乾燥します。
頭皮が乾燥すると、バリア機能の低下につながって、少しの刺激でも炎症を起こしてしまうことになるかも知れません。
また、頭皮の皮脂が不足すると、皮脂を補おうとして、過剰分泌が起こります。
再び、皮脂が補われた時に、シャンプーをしてしまうと、
皮脂不足を引き起こすと悪循環に陥てしまうのです。
そのため、必要以上のシャンプーをしてしまうと、皮脂不足と過剰分泌を繰り返す状態になり、
頭皮は乾燥肌なのか、脂性肌なのかわからない状態になり、皮膚のバリア機能が不安定な状態に。
その結果、ちょっとした外部刺激でも、かゆみを感じやすくなります。
シャンプーは、1日1回に抑えるようにしましょう。
1日1回のシャンプーでも、かゆみを感じる方は、シャンプーが問題かも知れません。
一般に市販されているシャンプーは、必要な皮脂まで落としてしまうほど、洗浄力が強い商品もあります。
低刺激シャンプーに変えるなどの対策をしましょう。
【詳細はこちら】
https://onishicl-aga.com/aga_column/aga_column-1072/
ヘアカラーやパーマをやりすぎない
おしゃれや身だしなみのひとつとして、ヘアカラーやパーマをしている方も多いですよね。
特に、営業職をしている方や、販売職をしている方にとっては、
営業成績に影響を与えることもあるため、ある程度のケアは必要だと思います。
髪の毛の長さや、明るさなどによって、理想的な頻度は変わりますが、
あまりやりすぎないようにしましょう。
ヘアカラーやパーマをする時は、髪の毛のキューティクルを開いた状態にして、
色を付けたり、パーマの癖を付けたりします。
そのため、髪の毛自体にダメージを与えて、抜け毛や切れ毛が増えて、
頭皮も外的刺激により弱くなります。
頭皮環境を整えるためにも、ヘアカラーやパーマは、適度な間隔をあけて行うようにしましょう。
なるべく早くクリニックへ
あまりにもひどいかゆみでない場合は、そのまま放っておいて、
病院に受診しない方もいるかも知れません。
しかし、頭皮のかゆみは、AGAの前兆や、皮膚炎、生活習慣、肌体質などが複雑に絡み合っている場合が多いです。なかなか治りにくく、間違った処置法で悪化してしまう可能性はあります。
そのため、出来るだけ早めにクリニックで、専門医に相談しましょう。
AGA治療薬とかゆみの関係性
AGA治療薬には、様々な種類があり、外用薬ならドラックストアなどでも購入することが可能です。
しかし、AGA治療薬には、かゆみやかぶれなどの副作用が出る可能性があります。
誤った治療薬を使うと、AGAが悪化したり、肌トラブルを起こすことがあるため、注意が必要です。
クリニックに受診すれば、本当にAGAで薄毛になっているのかを診断してもらえる上に、
体質や持病などを踏まえて、適切な治療薬を処方してもらえます。
正しい服用の仕方や、注意点などの説明もあるため、副作用のリスクは抑えられます。
また、クリニックに継続的に通うことで、治療経過も確認してもらえるので、
結果的に早い時期に効果を得られることが多いです。
大西皮フ科では、20年以上薄毛の治療を行っていて、患者様一人ひとりに合った効果的な治療法を提案しています。
要望や予算に合ったAGA治療が可能ですので、まずは気軽にカウンセリングにお越しください。
【ご予約はコチラから】
https://www.onishiskinclinic.com/reservation/index.html
- 監修
大西 勝 院長
医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院
国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、 角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。